こんにちは、WonTimeのマツです🐾
「犬のおやつって、結局いつあげるのが一番いいの?」 シンプルなようで、意外と奥が深い疑問ですよね。
イベント会場でも、 「トレーニングのときと、普段のご褒美では、あげ方を変えたほうがいいですか?」 というご質問をよくいただきます。
おやつは、ただ喜んでもらうためだけのものではありません。 与えるタイミングによって、しつけのサポートになったり、 苦手なことへの印象を和らげたり、愛犬とのコミュニケーションを深めたりできます。
今回は、犬のおやつを与える目的別のベストタイミングと、 気をつけたい与え方、1日の量の考え方まで、わかりやすく整理してお伝えします。
1.おやつのタイミングが重要な理由

犬は、自分の行動と、その直後に起きた出来事を結びつけながら学習します。 望ましい行動をした直後におやつを与えることで、 「この行動をすると、よいことが起きる」と覚えやすくなります。
反対に、行動から時間が経ってからおやつを与えると、 犬にとっては「何を褒められたのか」がわかりにくくなります。 場合によっては、飼い主さんが意図していない別の行動を覚えてしまうこともあります。
2.目的別のベストタイミング
| 目的 | おすすめのタイミング | 意識したいポイント |
|---|---|---|
| トレーニング・しつけ | 望ましい行動ができた直後 | できるだけ間を空けず、何を褒めたのか伝える |
| 爪切り・シャンプーなど | 苦手な工程の途中や終了直後 | 工程を細かく分け、無理のない範囲で進める |
| 留守番 | 外出前、または帰宅後に落ち着いてから | 帰宅直後の強い興奮や要求行動には反応しすぎない |
| 日常の触れ合い | 愛犬が落ち着いている時間 | 量を決め、穏やかなコミュニケーションとして使う |
トレーニング・しつけのご褒美
望ましい行動ができた瞬間から、できるだけ間を空けずに与えることが基本です。
例えば「おすわり」を教える場合は、犬のお尻が床についた瞬間に褒めます。 渡すのが遅れると、立ち上がる、歩き出すといった次の動作まで ご褒美の対象として受け取られる可能性があります。
苦手なことへのフォロー
爪切りやブラッシング、シャンプーなど、苦手なことの途中や終了直後に与えます。
慣れていない場合は、一連の作業を細かく分けましょう。 「足先に触れたら一粒」「爪を一本切れたら一粒」のように進めると、 無理なくよい経験を重ねやすくなります。
留守番の前後
外出前に少量のおやつを与えることで、 飼い主さんの外出と楽しい出来事を結びつけやすくなる場合があります。
帰宅後は、激しく吠えたり飛びついたりしている最中ではなく、 少し落ち着いたタイミングで与えることがポイントです。
日常的な触れ合い
特別な課題がなくても、おやつを愛犬との触れ合いに取り入れてかまいません。
穏やかに待てているときや、名前を呼んでこちらを見てくれたときなどに与えると、 日常のコミュニケーションを育てる時間になります。
3.食事の前後、どちらがよいのか

食事とおやつの順番は、愛犬の食欲や生活リズムによって調整します。 それぞれの特徴を理解したうえで、主食に影響しない方法を選びましょう。
食事の前に与える場合
少量であれば、食欲を刺激するきっかけになることがあります。 ただし、おやつで満腹になって主食を残してしまう場合は、 与える量やタイミングの見直しが必要です。
食事の後に与える場合
主食を食べた後のご褒美として位置づけやすく、 おやつによって食事量が減るリスクを抑えやすい方法です。
食事から離れた時間に与える場合
トレーニングや触れ合いのために使う場合は、 食事とは別の時間に与えても問題ありません。 ただし、その分も含めて1日の総摂取カロリーを考える必要があります。
4.避けたい与え方のNG例

おやつのタイミングを間違えると、 飼い主さんが望んでいない行動を強化してしまうことがあります。
-
要求吠えをした直後に与える
「吠えるとおやつがもらえる」と覚える可能性があります。 -
飛びついている最中に与える
落ち着く前に渡すと、飛びつきそのものを褒めたことになりかねません。 -
機嫌を取るために何度も与える
目的や量が曖昧になると、与えすぎにつながりやすくなります。 -
家族によってルールが大きく異なる
犬が、どの行動をすればよいのか判断しにくくなります。
5.1日の給与量とカロリー配分の考え方

おやつは、一般的に1日に必要な総摂取カロリーの10%以内を ひとつの目安として考えます。
ただし、適量は犬の体格、年齢、活動量、健康状態、主食の内容によって異なります。 商品パッケージの給与量を確認し、必要に応じて獣医師へ相談してください。
トレーニングで何度も与える日は、大きなおやつをそのまま渡すのではなく、 一回分を小さく分けるのがおすすめです。 小さくしても、行動直後に褒めるという役割は変わりません。
- 最初に、その日に与えるおやつを一日分だけ取り分けておく
- トレーニングでは、小さくちぎって回数を確保する
- 家族全員が与えた量を把握できるようにする
- 体重や便の状態を見ながら、量を調整する
「いつ与えるか」と「どれだけ与えるか」は、 必ずセットで考えることが大切です。
6.年齢によるタイミングの工夫
子犬期
生活のルールや人との関わり方を学んでいく時期です。 トイレや呼び戻し、落ち着いて待つ練習など、 望ましい行動ができた直後に小さなおやつを活用するとよいでしょう。
子犬は一度に食べられる量が少ないため、 サイズや硬さ、喉に詰まらせない形状にも十分な注意が必要です。
成犬期
生活リズムが安定しやすい時期です。 トレーニングだけでなく、散歩後の触れ合いや、 穏やかに過ごせている時間のコミュニケーションにも活用できます。
シニア期
活動量や消化機能、噛む力に変化が出ることがあります。 若い頃と同じ量を与え続けるのではなく、 体重や健康状態に合わせて量と回数を見直しましょう。
硬いものが食べにくくなっている場合は、 小さく割れるものや柔らかいものを選ぶなどの配慮も必要です。
7.おやつ選びで意識したいポイント

おやつを効果的に活用するには、タイミングだけでなく、 愛犬に合ったサイズ、硬さ、原材料を選ぶことも大切です。
- 愛犬の体格や噛む力に合った大きさ・硬さである
- 原材料や成分表示が確認できる
- トレーニング用なら、小さく分けやすく与えやすい
- 香料や着色料だけに頼らず、素材を生かして作られている
- 愛犬のアレルギーや持病に配慮されている
WonTimeでは、着色料や香料を使わず、 原材料をできるだけシンプルにすることを大切にしています。
トレーニングのご褒美、苦手なことを頑張ったあとのフォロー、 そして日常のコミュニケーションまで。 愛犬との時間に取り入れやすいおやつをご用意しています。
8.ころ店長家の実体験
ころ店長がまだ子犬だった頃、 トレーニング中のおやつのタイミングがずれてしまい、 意図しない行動を覚えさせてしまったことがありました。
座ってほしいタイミングで、ワンテンポ遅れておやつを渡していたところ、 いつの間にか「座った後に少し動く」という行動がセットになってしまったのです。
それ以来、望ましい行動ができた瞬間にすぐ渡せるよう、 トレーニングを始める前におやつを手元へ用意するようになりました。
ほんの少しのタイミングの違いで、 犬が学ぶ内容も変わるのだと実感した出来事でした。
イベントでこの話をすると、 「うちも同じようなことがありました」と共感してくださる方が少なくありません。 タイミングのずれによる意図しない学習は、 多くの飼い主さんが一度は経験することなのかもしれません。
9.まとめ|目的に合わせて、おやつの時間を選ぼう
犬のおやつを与えるベストなタイミングは、目的によって異なります。
- トレーニングのご褒美は、望ましい行動ができた直後に与える
- 苦手なことへのフォローは、途中や終了直後に与える
- 留守番後は、興奮が落ち着いてから与える
- 食事に影響しない量とタイミングを意識する
- 要求吠えや飛びつきの直後には、反射的に与えない
- 家族で基本的なルールを共有する
「いつ与えるか」を少し意識するだけで、 おやつは単なる食べ物ではなく、しつけや信頼関係づくり、 コミュニケーションを支える大切なツールになります。
愛犬の様子を見ながら、 それぞれのご家庭に合ったおやつの時間を見つけてみてくださいね🐾
よくある質問
Q.家族がバラバラのタイミングでおやつを与えています。統一すべきですか?
家族によってタイミングやルールが大きく異なると、 犬にとって何が正解なのかわかりにくくなる可能性があります。
完全に統一するのが難しくても、 「望ましい行動ができた後に与える」 「要求吠えをしている最中には与えない」 「一日の上限量を共有する」といった基本方針を決めておくとよいでしょう。
Q.トレーニング中、おやつが手元にないときはどうすればよいですか?
「ヨシ」「グッド」など、決まった褒め言葉を使う方法があります。 このような言葉を、おやつと繰り返し結びつけておくと、 おやつが手元にないときでも、望ましい行動をした瞬間を伝えやすくなります。
声だけでなく、遊びやスキンシップなど、 愛犬が喜ぶものをご褒美として取り入れることもできます。
Q.多頭飼いで、おやつを与えるタイミングを合わせるのが難しいです。
それぞれの犬の名前を呼んでから渡す、与える順番を決める、 少し距離を空けるなど、誰に対するご褒美なのかがわかる工夫をしましょう。
落ち着いて順番を待てたことも褒めると、 おやつの時間そのものをトレーニングに活用できます。 食べ物をめぐって争う様子がある場合は、別々の場所で与えてください。
Q.犬のおやつは寝る前に与えてもよいですか?
健康な犬であれば、寝る前だから必ず避けなければならないわけではありません。 ただし、食べた直後の激しい運動は避け、 一日の総摂取量を超えないようにしてください。
夜中の要求行動につながる場合や、 胃腸の不調、持病がある場合は、時間や内容を獣医師へ相談しましょう。