WONTIME JOURNAL | 愛犬の健康と暮らし
毎日の小さなケアで、
愛犬のお口を健やかに。
歯磨きの頻度・正しい磨き方・嫌がるときの慣らし方を、ひとつずつ整理してお伝えします。
こんにちは、WonTimeのマツです🐾
「歯磨きって毎日しないといけないの?」「うちの子、歯磨きを嫌がって全然できていない」——愛犬のデンタルケアについて、そんな悩みを抱えたことはありませんか。
イベント会場でも「歯磨きの正しいやり方が分からなくて」というご相談をよくいただきます。今回は、犬の歯磨き・デンタルケアの基本を、ころ店長との実体験も交えながらご紹介します。
先に押さえておきたい、3つのポイント
- 歯磨きは毎日が基本。慣れるまでは、短い練習から始めましょう。
- 歯と歯茎の境目を優しく。無理に口を開けず、外側から進めます。
- 歯石や痛みは動物病院へ。自宅で無理に削り取らないでください。
01 / WHYなぜ犬に歯磨きが必要なのか

歯の表面にたまる歯垢は、細菌を含む汚れです。放置すると歯石になり、歯茎の炎症や、歯を支える組織が傷む歯周病につながります。
歯周病が進むと、口臭だけでなく、痛みや歯のぐらつき、歯の脱落が起こることがあります。「食べているから大丈夫」とは限らないため、お口の変化に気づくことも大切です。
毎日の歯磨きは、歯垢を取り除くための基本的なケア。ご自宅でのお手入れと、動物病院での定期的な歯科チェックを組み合わせましょう。[参考:AAHA]
02 / FREQUENCY歯磨きの理想的な頻度は「毎日」

歯垢は日々たまるため、毎日歯を磨くことが推奨されています。まとめて長時間磨くよりも、日々の習慣にすることを目指しましょう。[参考:AAHA]
毎日できない場合は?
まだ慣れていない子は、週に数回の短い練習から始めても構いません。ただし、それで十分な予防効果が得られるとは限りません。少しずつ、毎日ケアできる状態を目指していきましょう。
最初の目標は「全部磨く」より「慣れる」
今日は口元に触れられた、明日は歯にブラシを当てられた。そんな小さな成功を重ねることが、続けやすい習慣につながります。
デンタルガムや食事だけで、歯磨きと同じようにお口全体をケアできるわけではありません。磨けない状態が続く場合は、獣医師にケア方法を相談しましょう。
03 / HOW TO正しい歯磨きのやり方

① 犬の口に合った道具を用意する
小さめのヘッドで毛の柔らかい歯ブラシを選びます。歯磨きペーストを使う場合は犬用のものを。人間用の歯磨き粉は使わないでください。
② 唇をそっとめくり、歯の外側から
落ち着いているときに、唇を優しくめくります。大きく口を開けさせる必要はありません。まずは触られることに抵抗の少ない場所で、短く練習しましょう。
③ 歯と歯茎の境目を優しく磨く
ブラシを軽く当て、小さく動かします。強くこすらず、慣れてきたら奥歯の外側も少しずつ。内側まで無理に磨こうとせず、届きにくい場所は動物病院で磨き方を教えてもらうと安心です。
④ 短時間で切り上げて褒める
最初は数秒でも十分です。嫌がる前に終わらせ、優しく声をかけたり、好きな遊びを取り入れたりして、「歯磨きの練習はうれしい時間」と感じられるようにしましょう。
口元を触ると強く嫌がる、歯茎から出血するなどの症状がある場合は、練習を進める前に動物病院へ相談してください。
04 / TOOLSデンタルケアグッズを比較
使いやすさだけでなく、「どこまで汚れを落とせるか」も選ぶときのポイントです。
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| グッズ | 特徴・使いどころ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 犬用歯ブラシ | 日々の歯垢除去の基本。歯と歯茎の境目を狙って磨けます。 | 柔らかい毛と、口に合うサイズを選びます。 |
| 指サックタイプ | 口元への接触に慣らす段階で使える選択肢。 | 細かな部分や奥歯に届きにくい場合があります。噛まれるおそれがある子には無理に使いません。 |
| デンタルシート・ガーゼ | 歯の表面を拭く補助的なケア。導入の練習にも。 | 細かい隙間の清掃には限界があります。誤飲にも注意しましょう。 |
| デンタルガム | 製品によって歯垢や歯石の蓄積を抑える補助になります。 | 歯磨きの代わりにはなりません。体格に合うサイズを選び、見守って与えます。 |
デンタル製品は、効果が評価されたものを選ぶことも大切です。AAHAは、製品選びの目安としてVOHC(米国獣医口腔衛生協議会)の認定を紹介しています。[参考:AAHA]
05 / SMALL STEPS歯磨きを嫌がる場合の慣らし方

最初からお口全体を磨こうとせず、できるところから段階的に進めましょう。
-
口元に一瞬触れる
触れられたら褒めて、すぐに終わります。 -
唇を少しめくる
歯が見えたら成功。長時間続けないことがコツです。 -
歯に軽く触れる
安全にできる子は、湿らせたガーゼなどで短く練習します。 -
歯ブラシを当てる
まずは1本、次は数本と、磨ける範囲を少しずつ増やします。
嫌がるときは中断して、一つ前の段階に戻しましょう。無理に押さえつけたり、できないことを叱ったりする必要はありません。
口の痛みや、過去の怖い経験が関係することもあります。以前はできていたのに急に嫌がるようになった場合も、まずは動物病院で相談しましょう。
06 / VETERINARY CARE歯石がついてしまった場合の対応

固く付着した歯石は、歯磨きでは落とせません。自宅で器具を使って削ろうとせず、動物病院で歯や歯茎の状態を確認してもらいましょう。
専門的な歯科処置では、歯茎の下の清掃や詳しい検査も必要になります。適切な歯科清掃は、原則として全身麻酔下で行います。無麻酔で見える部分の歯石を取る処置は、その代わりにはなりません。[参考:AAHA 歯科診療ガイドライン]
麻酔や処置の内容は、健康状態や事前検査を踏まえて獣医師と相談します。年齢だけで自己判断せず、必要性とリスクを確認しましょう。
こんな変化があれば、早めに相談を
- 口臭が強くなった、歯茎が赤い・出血する
- 食べにくそうにする、食べ物を口から落とす
- 口元を触られるのを嫌がる、歯がぐらつく
食べられない、顔が腫れているなどの場合は、速やかに動物病院へ連絡してください。
07 / LIFE STAGE年齢別のデンタルケアの注意点
子犬期|まずは口元に触れる練習から

早い時期から、口元に触れられることに少しずつ慣らしましょう。歯の生え変わりで痛みがある時期は無理をせず、歯ブラシの導入時期や磨き方を獣医師に確認してください。
成犬期|毎日のケアと定期チェックを

若くても歯周病が起こることがあります。歯磨きを日々の習慣にし、歯茎の色や口臭、食べ方の変化にも目を向けましょう。
シニア期|お口の状態に合わせて調整

歯のぐらつきや歯茎の炎症がある場合は、磨くことが負担になる場合もあります。力加減だけで対応しようとせず、獣医師と相談しながらケアを調整しましょう。
08 / WONTIME TREATS季節のお楽しみ。ハロウィンクッキー
HALLOWEEN LIMITED
頑張った愛犬に、うれしいひとくち。
WonTimeの「ハロウィンクッキー」は、おばけ・かぼちゃ・コウモリの形をした季節限定の米粉クッキーです。
さつまいもと米粉をベースに、おから・かぼちゃ・黒ゴマパウダーなどを使用。着色料・香料を使わず、素材を生かして仕上げています。
「よく頑張ったね」の気持ちを込めたご褒美や、秋のおやつ時間に。愛犬の体格や食事量に合わせ、少量ずつお楽しみください。
※本商品はデンタルケア専用のおやつではなく、歯垢・歯石を除去する効果をうたうものではありません。歯や口に痛みがある場合は、与える前に獣医師へご相談ください。販売状況・送料条件は商品ページをご確認ください。
ハロウィンクッキーを見る →09 / KORO'S STORYころ店長家の実体験
うちのころ店長も、最初は歯ブラシを見ただけで逃げてしまうタイプでした。
まずは指でそっと口元に触れる練習から始め、少しずつガーゼで歯をこする段階へ。数ヶ月かけて、歯ブラシでのケアを受け入れてくれるようになりました。
今では、歯磨きの後にご褒美をあげる流れが定着し、以前より歯磨きの時間を嫌がらなくなったと感じています。
焦らず、その子のペースで進めること。ころとの暮らしのなかで、その大切さを実感しました。
※ころ店長の個人的な体験です。慣れるまでの期間や適した方法には個体差があります。痛みやお口のトラブルが疑われる場合は、練習より先に受診しましょう。
10 / TAKEAWAYSまとめ|今日できる小さなケアから
犬の歯磨きは、口臭対策だけでなく、お口の健康を守るための大切な習慣です。
- 毎日の歯磨きを目標に、短い練習から始める
- 歯と歯茎の境目を優しく、外側から少しずつ磨く
- シートやデンタルガムは補助的なケアとして活用する
- 歯石・痛み・出血が気になる場合は動物病院へ相談する
いきなり完璧を目指さなくても大丈夫。今日できる小さなケアから、愛犬と一緒に積み重ねていきましょう🐾
Q & A犬の歯磨きでよくある質問
Q. 人間用の歯磨き粉を使っても大丈夫ですか?
使わないでください。犬に適さない成分を含むことがあります。歯磨きペーストを使う場合は、犬用として販売されているものを選びましょう。
Q. 歯磨きはいつ行うのがおすすめですか?
愛犬が落ち着いていて、飼い主さんも無理なく続けられる時間を選びましょう。「夕方のくつろぎ時間」など、生活の流れに組み込むと習慣にしやすくなります。食後に必ず一定時間待つ、と決める必要はありません。
Q. 歯石除去には全身麻酔が必要ですか?
歯茎の下まで清掃し、必要な検査や処置を行うため、適切な歯科処置は原則として全身麻酔下で行います。無麻酔で見える歯石だけを取っても、十分な診断・治療にはなりません。持病や体調を踏まえ、麻酔のリスクと処置の必要性を獣医師に確認してください。[参考:AVMA]