犬の涙やけの原因と正しいケア方法とは?ペットフーディストが徹底解説

犬の涙やけの原因と正しいケア方法とは?ペットフーディストが徹底解説

こんにちは、ペットフーディストのマツです🐾


WonTimeというブランドで無添加の犬用おやつ作りをしながら、ドッグイベント「ワンタイムマルシェ」も運営しています。

うちには6歳の豆柴・ころ店長がいて、実は子犬の頃から涙やけに悩まされてきました。

イベント会場でも「涙やけがなかなか治らなくて」「病院に行くべきか迷っている」というご相談を本当によくいただきます。 今日は、涙やけの原因からセルフチェックの方法、ケアの選択肢、食事との関係まで、ペットフーディストの視点で、できるだけ専門的に、かつ正直に整理してお伝えします。


この記事について
本記事は一般的な情報をお伝えするものであり、診断や治療に代わるものではありません。目の痛みや充血、黄色・緑色の目やになど、気になる症状がある場合は、早めに動物病院へご相談ください。

1. 涙やけとは何か


涙やけとは、目の下の毛が涙によって赤茶色や茶色に変色してしまう状態のことを指します。

涙自体に問題があるというより、涙が本来流れるべきルートを通らず、目のふちからあふれ出て毛に付着し続けることで、酸化や微生物の増殖などが起こり、変色して見えるのが主な仕組みだと考えられています。

涙やけは、見た目だけの問題とは限りません。
涙で湿った状態が続くことで、皮膚の赤みや被毛のべたつき、においなどにつながることがあります。

単なる「見た目の悩み」として片付けず、愛犬の体から出ているサインのひとつとして捉えることが大切です。


2. 涙やけの主な原因


涙やけの原因はひとつではなく、複数の要因が組み合わさっているケースが多いとされています。代表的な原因を整理してみましょう。

① 鼻涙管の詰まりや構造的な問題

涙は本来、目頭にある小さな穴である「涙点」から鼻涙管を通り、鼻や喉のほうへ排出されます。この通り道が生まれつき狭かったり、炎症や異物などで詰まっていたりすると、涙が目からあふれやすくなります。

② 逆さまつげ・眼瞼内反症などの構造的な問題

まつげが眼球に触れて刺激になっていたり、まぶたが内側へ巻き込む眼瞼内反症があったりすると、刺激によって涙の分泌量が増え、涙やけにつながることがあります。

③ 目の周りの毛による刺激

毛が目に入りやすい犬種では、被毛そのものが刺激となり、涙の分泌が増えることがあります。目の周りの毛を整えることで、状態が軽減するケースもあります。

④ アレルギーや目の炎症

花粉やハウスダストなどの環境要因、食材などへの反応に伴い、結膜の炎症や涙の増加が見られる場合があります。

⑤ ストレスや環境要因

引っ越しや来客、生活リズムの変化など、環境の変化によるストレスが一時的に涙の量へ影響することもあると言われています。

⑥ 水分摂取量や食事内容

食事内容や水分摂取が、涙の状態に間接的に関わっている可能性も指摘されています。ただし、科学的に完全に解明されているわけではなく、体質による個体差も大きいため、食事だけを原因と決めつけないことが大切です。


3. 涙やけが出やすい犬種の傾向


一般的に、マルチーズ、トイプードル、シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど、被毛が白っぽい犬種や、目が大きく見える短頭種は、涙やけが目立ちやすいと言われています。

これは必ずしも「白い犬ほど涙やけが起きやすい」という意味ではありません。白い被毛では変色が目立ちやすく、短頭種では顔や鼻涙管の構造上、涙が正常に排出されにくい場合があることなどが理由として挙げられます。

豆柴やその他の毛色が濃い犬種でも涙やけ自体は起こります。被毛の色によって変色が目立ちにくく、飼い主さんが気づきにくいケースも少なくありません。


4. 自宅でできるセルフチェック


涙やけの原因をご家庭だけで完全に特定することは困難です。しかし、次のような点を日頃から観察しておくと、動物病院で相談するときにも役立ちます。

  • 左右どちらか一方だけに出ているか、両目に出ているか
  • 涙の量が急に増えていないか
  • 目やにの色や量に変化がないか
  • 目を痛がる様子や、前足で顔をこする仕草がないか
  • 白目やまぶたの内側に充血がないか
  • 皮膚に赤み、ただれ、べたつき、強いにおいがないか
  • 涙やけが出始めた時期に、フードやおやつ、住環境などの変化がなかったか

日付と一緒に写真を撮り、食事や生活環境の変化を記録しておくと、症状の経過を確認しやすくなります。


5. 涙やけのケア方法


涙やけへの向き合い方には、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴と注意点を比較してみましょう。

ケア方法 メリット 注意点
毎日の拭き取り 自宅ですぐに始められる 根本原因を解消する方法ではない
専用ローション 手軽に取り入れやすい 成分が刺激になる場合がある
目の周りのカット 毛による刺激を減らせる 別の原因がある場合は改善しないこともある
動物病院での検査 原因を確認できる可能性が高い 通院や検査費用が必要

① 毎日の拭き取りケア

ぬるま湯で湿らせた清潔なコットンやガーゼで、涙やけ部分を優しく拭き取ります。強くこすると皮膚を傷つける可能性があるため、こすらず、押さえるように水分を取るのがポイントです。

② 涙やけ専用のローションやケア用品

市販の涙やけ専用アイテムを使う方法です。手軽に取り入れやすい一方、香料や成分が肌への刺激になることもあります。目に入らないよう注意し、使用方法と成分表示を確認して選びましょう。

③ トリミングで目の周りの毛を整える

目の周りの毛を整え、毛による刺激を減らす方法です。ただし、目の近くを家庭でハサミを使って切ることには危険が伴います。不安がある場合は、トリマーや動物病院へ相談しましょう。

④ 動物病院での検査・治療

目やまぶたの状態、角膜への傷、鼻涙管の通りなどを確認し、必要に応じて洗浄や点眼、投薬などが行われます。原因を確認したうえで、その子に合った治療を受けられることが大きなメリットです。

基本的な考え方
痛みや急な変化がない場合は、清潔を保ちながら状態を記録し、改善が見られない場合や悪化する場合は動物病院へ相談する、という進め方が現実的です。


6. 食事と涙やけの関係について


涙やけの相談を受けるなかで、「食事を変えたら涙やけが軽くなった」という声をいただくことは実際にあります。

ただし、すべての涙やけが食事によって起こる、あるいは特定の食事へ変えれば治る、ということが科学的に確立されているわけではありません。あくまで原因のひとつとして考え、目の病気や構造的な問題を見落とさないことが大切です。

ペットフーディストとして確認したいポイント

  • 着色料・香料・保存料などを含むおやつを頻繁に与えていないか
  • 水分摂取量が不足していないか
  • 特定の食材やたんぱく源へ偏りすぎていないか
  • フードやおやつを変更した時期と、涙の状態に関連がないか

食事を見直す場合は、一度に複数の商品を変更してしまうと、どの変化が影響したのか判断しにくくなります。変更内容と日付を記録しながら、愛犬の便や皮膚、食欲など全身の様子も確認しましょう。

WonTimeのおやつは、着色料・香料を使用せず、原材料をできるだけシンプルにすることを意識して作っています。

WonTimeのおやつは、涙やけの治療や改善を目的とした商品ではありません。

そのうえで、毎日のおやつ選びで、不要だと感じる着色料や香料をできるだけ避けたい飼い主さんにとって、シンプルな原材料のおやつは選択肢のひとつになると考えています。


7. 動物病院への相談を検討すべきサイン


以下のようなサインが見られる場合は、自宅でのケアだけに頼らず、早めに動物病院へ相談することをおすすめします。

  • 片目だけ急に涙の量が増えた
  • 黄色や緑色の目やにが出ている
  • 目を細める、痛がる、しきりにこする
  • 白目や粘膜が赤く充血している
  • 涙やけ部分の皮膚が赤く腫れている
  • 強いにおいや、ただれがある
  • 日常的なケアを続けても改善しない、または悪化している

涙やけの背景に、結膜炎や角膜の傷、異物、まぶたの異常などが隠れていることもあります。「たかが涙やけ」と軽視せず、普段と違う変化があれば専門家の目で確認してもらうことが安心につながります。


8. ころ店長の実体験


うちのころ店長は、子犬の頃から右目だけ涙やけが出やすい状態でした。

最初は目の周りの毛を整えながら様子を見ていましたが、あまり改善が見られなかったため、動物病院で相談しました。その結果、涙の通り道がやや狭い体質であることがわかりました。

現在は、毎日の拭き取りを習慣にしながら、目の状態をこまめに確認しています。おやつについても、着色料や香料を使用していない、原材料がわかりやすいものを中心に選ぶようにしています。

劇的に涙やけがなくなったわけではありませんが、以前より状態が落ち着いているように感じます。ただし、これはあくまでころ店長個体の一例です。すべての犬に同じ方法や結果が当てはまるわけではありません。


9. まとめ


犬の涙やけには、鼻涙管の詰まりや目の構造、被毛による刺激、炎症、生活環境など、さまざまな原因が関わっています。複数の原因が重なっていることもあり、見た目だけで原因を判断することはできません。

  1. 自宅で状態をチェックし、写真や変化を記録する
  2. 優しい拭き取りや、目の周りを清潔に保つケアを行う
  3. 異常がある場合や改善しない場合は、動物病院へ相談する

食事やおやつの見直しも、日々の健康管理のひとつとして、無理のない範囲で取り入れてみてください。ただし、食事だけですべてを解決しようとせず、目そのものの状態を確認することが大切です。

WonTimeでは、着色料・香料を使用せず、原材料をできるだけシンプルにした犬用おやつをご用意しています。日々のおやつ選びの参考にしていただけたら嬉しいです。


この記事が、愛犬の涙やけに悩む飼い主さんの参考に少しでもなりますように🐾


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よくある質問


Q. 涙やけは自然に治りますか?

原因によります。子犬期の成長や一時的な刺激に伴うものであれば、状態が落ち着く場合もあります。一方、鼻涙管やまぶたの構造、慢性的な炎症などが関係している場合は、継続的なケアや治療が必要になることがあります。

Q. 涙やけ用のサプリメントは効果がありますか?

涙やけ対策として販売されているサプリメントには、乳酸菌や植物由来成分などを含むものがあります。ただし、効果には個体差があり、すべての犬に同じ変化が得られるとは限りません。持病がある場合や薬を服用している場合もあるため、取り入れる前にかかりつけの獣医師へ相談することをおすすめします。

Q. 涙やけと結膜炎はどう見分ければいいですか?

涙やけは、涙によって目の下の被毛が変色している状態を指します。一方、結膜炎では白目やまぶたの内側が赤くなったり、目やにの色や量が普段と変わったり、目を気にしてこする様子が見られることがあります。家庭だけで正確に見分けることは難しいため、気になる場合は写真を撮って経過を残し、動物病院へ相談してください。

Q. 涙やけ部分は毎日拭いたほうがよいですか?

涙で濡れた状態が続く場合は、清潔なガーゼやコットンを使い、優しく水分を取り除くことが大切です。ただし、強くこすったり、目の近くへ刺激の強い製品を使用したりすると、皮膚や目を傷める可能性があります。

Q. フードやおやつを変えれば改善しますか?

食事の変更後に状態が変化する犬もいますが、涙やけの原因は食事だけとは限りません。目や鼻涙管の構造、炎症などが関係している場合もあります。食事を変更するときは一度に多くのものを変えず、変更日と状態を記録しながら経過を確認しましょう。


※本記事は、犬の涙やけに関する一般的な情報をまとめたものです。愛犬の症状に関する診断や治療については、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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