こんにちは、WonTimeのマツです🐾
夏になると、犬の体にはさまざまな変化が起こりやすくなります。 「なんとなく元気がない」「これは夏バテ?それとも病気?」と、判断に迷った経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
夏に犬が注意したい体調不良は、熱中症だけではありません。 肉球のやけど、皮膚炎、外耳炎、食欲不振、ノミ・ダニ、フィラリア症など、暑さや高い湿度に関連した複数のリスクが重なります。
この記事では、夏に犬に起こりやすい代表的な体調異常7つについて、見逃したくない症状、家庭でできる予防方法、動物病院へ相談する目安を分かりやすく解説します。
本記事は、犬の夏の健康管理に関する一般的な情報をまとめたものです。 犬の年齢、犬種、持病、症状の程度によって必要な対応は異なります。異変が強い場合や判断に迷う場合は、早めにかかりつけの動物病院へご相談ください。
1.犬の熱中症

犬は人間のように全身で汗をかくことができず、主に呼吸によって体内の熱を逃がします。そのため、気温や湿度が高い環境では体温調節が追いつかず、熱中症を起こすことがあります。
熱中症が疑われる場合は、まず犬を涼しい場所へ移動させ、首まわり、脇の下、内股などを冷やしながら動物病院へ連絡してください。 冷やすことだけに集中して受診が遅れないよう注意が必要です。
- 嘔吐や下痢がある
- けいれんしている
- 意識がもうろうとしている
- 呼びかけへの反応が弱い
- 自力で立てない
特に短頭種、シニア犬、子犬、肥満気味の犬、心臓や呼吸器に持病がある犬は、暑さの影響を受けやすいため注意しましょう。
2.肉球のやけど・ひび割れ

夏のアスファルトは、外気温以上に高温になることがあります。人には耐えられる暑さでも、地面に近い場所を歩く犬は熱の影響を強く受け、肉球をやけどする可能性があります。
散歩前には、手の甲を地面に数秒当てて、犬が安全に歩ける温度か確認しましょう。早朝や日没後に散歩する、日陰や土、芝生の上を選ぶことも対策になります。
肉球に強い赤み、水ぶくれ、出血、皮むけがある場合は、自己判断でクリームなどを塗らず、動物病院へ相談してください。
3.皮膚炎・かゆみ

高温多湿の夏は、犬の皮膚が蒸れやすい季節です。被毛の内側に湿気がこもると、細菌や酵母などが増殖しやすくなり、皮膚炎や強いかゆみにつながる場合があります。
被毛が密集している犬、皮膚にしわが多い犬、アレルギー体質の犬は、特にこまめな皮膚チェックが必要です。
ブラッシングで通気性を保ち、シャンプーや水遊びの後は、皮膚の根元までしっかり乾かしましょう。ただし、掻き壊し、脱毛、出血、強い匂い、膿のような症状がある場合は受診が必要です。
4.外耳炎・耳のトラブル

湿度が高い季節は耳の中も蒸れやすくなり、犬の外耳炎が起こりやすくなります。特に垂れ耳の犬や、耳の中に毛が多い犬は通気性が悪くなりやすいため注意が必要です。
健康な耳は、強い匂いや大量の耳垢がない状態が一般的です。普段と比べて匂いや汚れが増えた場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
綿棒を耳の奥まで入れる、炎症がある耳を何度も掃除するなどの自己流ケアは、症状を悪化させる場合があります。
5.食欲不振・消化器トラブル

暑い時期には、活動量の低下や体温調節による負担から、一時的に食欲が落ちる犬もいます。しかし、「夏バテだろう」と決めつけてしまうと、別の病気を見逃す可能性があります。
食欲が少し落ちていても、水分が取れており、元気や排泄が普段通りであれば、食事の量や体調を注意深く観察します。
一方で、嘔吐や下痢を繰り返す、水も飲めない、血便がある、腹痛が疑われる、ぐったりしている場合は、早めの診察が必要です。子犬、シニア犬、持病のある犬は脱水が進みやすいため、より早めに相談しましょう。
6.ノミ・ダニなどの外部寄生虫

気温が高くなる時期は、ノミやマダニなどの外部寄生虫が活動しやすくなります。草むら、河川敷、公園などで犬の体に付着することがあり、皮膚炎や感染症の原因になる場合があります。
散歩後は、顔まわり、耳、首、脇、内股、足先などを中心に全身を確認しましょう。マダニが皮膚に食いついている場合、無理に引き抜くと口器が皮膚に残る可能性があるため、動物病院で処置を受けることをおすすめします。
7.フィラリア症のリスク

フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫によって起こる病気です。感染初期には目立った症状が現れないこともありますが、進行すると心臓や肺に大きな負担がかかります。
予防薬は、蚊に刺されること自体を防ぐ薬ではなく、犬の体内に入った幼虫が成長する前に駆除するための薬です。決められた期間と間隔を守って投与することが大切です。
投与を忘れた期間がある場合や、予防を途中から始めたい場合は、自己判断で薬を再開せず、動物病院へ相談してください。
8.ころ店長家の実体験

うちのころ店長も、以前、夏の時期に耳を頻繁に掻く仕草が増えたことがありました。
最初は「暑さのせいかな」と様子を見ていましたが、数日経っても改善しなかったため動物病院で診てもらったところ、軽い外耳炎と診断されました。
早めに対応できたため大事には至りませんでしたが、「そのうち治るだろう」と様子を見続けていたら、さらに悪化していたかもしれません。
それ以来、夏場は耳の中や皮膚の状態を定期的に確認するようになりました。 小さな変化でも「いつもと違う」と感じたときに早めに相談することが、大きなトラブルを防ぐことにつながると実感した出来事でした。
9.自宅ケアと動物病院、判断の目安
犬の体調に変化があったとき、「自宅で様子を見てよいのか」「すぐに病院へ行くべきか」と迷う方も多いと思います。一般的な判断の目安を整理します。
注意して観察するケース
- 症状が軽く、一時的である
- 食欲、水分摂取、排泄が普段通り
- 呼びかけへの反応や元気がある
- 症状が改善傾向にある
早めに相談したいケース
- 症状が続く、または悪化している
- 嘔吐や下痢を繰り返す
- 食事や水を十分に取れない
- 耳や皮膚から強い匂いがする
- 掻き壊し、出血、腫れがある
すぐに受診したいケース
- ぐったりして反応が鈍い
- 呼吸が明らかに苦しそう
- けいれんしている
- 意識がもうろうとしている
- 自力で立てない
- 大量の出血や血便がある
10.夏の犬の体調管理まとめ
夏は熱中症だけでなく、皮膚、耳、肉球、消化器、寄生虫など、さまざまな体調異常が起こりやすい季節です。
- 夏に多い7つの体調異常には、それぞれ初期サインがある
- 普段の状態を知っておくことが、早期発見につながる
- 子犬、シニア犬、短頭種、持病のある犬は特に注意する
- 症状が続く、悪化する、元気がない場合は早めに相談する
- 呼吸困難、けいれん、意識障害がある場合はすぐに受診する
毎日のちょっとした観察が、愛犬を夏のトラブルから守る第一歩です。
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犬の夏の体調不良に関するよくある質問
Q.複数の症状が同時に出た場合、何を優先すべきですか?
呼吸困難、けいれん、意識がもうろうとしている、自力で立てないなど、命に関わる可能性がある症状を最優先してください。症状をできるだけ具体的に伝え、すぐに動物病院へ連絡しましょう。
Q.シニア犬は夏の体調不良に注意が必要ですか?
シニア犬は体温調節機能や体力が低下していることがあり、若い成犬より暑さの影響を受けやすい傾向があります。室温と湿度を管理し、食事、水分、呼吸、排泄などを普段以上にこまめに確認しましょう。
Q.夏バテと病気はどのように見分けますか?
食欲低下や元気のなさだけで原因を判断することは困難です。嘔吐、下痢、呼吸の異常、痛み、発熱、症状の悪化などがある場合は、「夏バテだろう」と決めつけず、動物病院へ相談してください。
Q.ノミ・マダニやフィラリアの予防は夏からでも間に合いますか?
夏の途中から予防を開始できるケースもありますが、投薬前の検査が必要になる場合があります。使用する薬や開始時期を自己判断せず、早めにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。
Q.犬の夏の散歩は何時頃が安全ですか?
一律に安全な時刻はありません。早朝や日没後でも、気温、湿度、地面の温度が高い場合があります。散歩前にアスファルトの熱さを確認し、犬の呼吸や歩き方を見ながら無理のない時間と距離に調整してください。