こんにちは!
Won Timeのマツです。
最近、暑い日が続いてますが犬の熱中症は死亡率が約50%のとても危険な病気といわれています。
実は犬は体温調節が苦手で、暑さに弱くさらにここ数年の猛暑で熱中症になる子は本当に多いとされています。
飼主さんが犬の熱中症を理解し予防策を学ばないと愛犬を苦しめてしまう要因になってしまいます。
そこで今回は、犬が熱中症になる前に知って おくべきことを解説してきたいと思います。
■犬の熱中症とは
犬の熱中症とは日射病や熱射病などの総称のことで
体温調節機能が働かなくなり高体温や脱水になることで生じる全身の疾患のことです。
実は犬は人間とは違い、肉球でしか汗をかけないので、人間のように体中から汗をかいて体温調節ができません。
かわりに犬はハァハァと口で呼吸することによって水分を蒸発させて体温を下げます。
しかし、気温や湿度が高いとうまく調節ができず体温は下がらず、その結果熱中症に陥ってしまうことがあります。
また恐ろしいのは、時間が経つほど熱中症は悪化していくため、放置しておくと死亡のリスクや後遺症につがる恐れもあります。
後遺症としては、例えば熱中症で臓器がダメージを受けた場合は腎臓障害や肝機能障害、脳の神経がダメージを受けた場合はふらつきなどの行動異常、心臓に負荷がかかった場合は心不全といったものが挙げられます。
死亡率が50%と高く、助かったとしても後遺症のリスクがあるとても怖い病気です。
そのため、飼主さんは犬が熱中症になる原因をしっかりと理解し対策しないといけません。
■熱中症の原因とは
犬が熱中症になってしまう原因は主に3つあるといわれています。
-
炎天下での散歩
皆さんは夏の日中に散歩をしていますか?
実は真夏の地面の温度は60°以上になることがあります。
加えて犬は人間より体が小さいので地面との距離が短く、路面の熱さや照り返しの熱気をもろに受けてしまい熱中症になりやすいといわれています。
また、熱中症とあわせて肉球を「火傷」する危険性もあります。
対策として暑い時期の散歩は、早朝か日が沈んだ夕方以降にしましょう。
(ころ店長も、朝は5時、夜は20時以降の散歩にしています。)
-
激しい運動
人間もそうですが、激しい運動をすると一気に体温が上がりますよね。
人間の場合は全身から汗をかくことで体温調節ができますが、犬は肉球からしか汗を出せないので体温調節がうまくできず熱中症を引き起こしやすくなります。
夏の時期に散歩をしていて 愛犬が普段よりハァハァしている場合は、
暑くて苦しんでいる可能性が高いので、無理をさせず運動をきりあげるようにしましょう。
また運動中はこまめに水分補給をさせてあげてください。
-
高温多湿での長時間の放置
皆さん、熱中症は外でしか起こらないと思っていませんか?
実は室内でも発症します。
夏の暑い時期にエアコンをつけなかったことで犬が熱中症になったケースは多くあります。
愛犬にお留守番させる時は必ずエアコンをつけて出かける、もしくは室内の風通しを良くして涼しい環境を整えてあげるようにしましょう。
■熱中症の症状
次は熱中症の具体的な症状についてお話していきます。
これを知っているだけで熱中症にいち早く気づけるのでぜひ参考にしてください。
下記のような症状が見られる場合は熱中症の可能性があります。
〇熱中症の症状
・初期症状としてよだれを垂らす
・ハァハァのテンポがいつもより早い
・犬の身体が熱い
・落ち着きがない、もしくはぼーっとしている
・食欲が無い
また、さらに重篤化した場合の症状も記載しておきます。
この状態になると、熱中症で一刻を争う状態です。
・痙攣や歯茎が白くなっている
・失神・昏睡状態
・意識がなくなったり、呼びかけても反応ない
初期症状~重篤化した症状が見られた場合、速やかに応急処置をとり病院に連れていってあげてください。
■応急処置の方法
応急処置については屋外であればまず日陰で涼しく換気の良い場所に愛犬を移動させ、水を飲ませてあげてください。
愛犬が飲みたがらない場合は無理に飲ませなくて大丈夫です。
そして愛犬の体に水をかけるもしくは頭首回りやお腹といった
太い血管のある部分に氷を当てて冷やしてあげてください。
ここで注意して欲しいのはかけるのは水であって氷水はダメということです。
冷たすぎる氷水だと体表が急激に冷えてしまうので、血管がいきなり収縮して体温調節が妨げられてしまう可能性があります。
最後に濡れた体に風を送ることで体を冷やしてあげてください。
熱中症はできるだけ早く治療を行うことが重要です。
応急処置が済んだら自己判断せず速やかに動物病院を受診してください。
熱中症の症状がでてから1時間半を超えてしまうと、合併症のリスクが高まると言われています。焦らずできる限り早急に病院に向かうようにしましょう。
■熱中症になりやすい犬種
実は熱中症になりやすい犬種がおりますので、ご紹介します
- パグ、ボストンテリア、フレンチブルドック
犬は呼吸をすることで熱を外に逃しますが、鼻が短いパグ、ボストンテリア、フレンチブルドックなどは鼻腔が狭く、通常時でも呼吸がうまくできません。
そのため夏場は体内の熱をうまく逃がすことができず熱中症になりやすいといわれています。
- ダックス・コギー
足の短い犬種は地面からの照り返しの熱を、ほかの犬種に比べてより受けます。
そのため他の犬種よりも熱中症になりやすいとされています。
- 柴犬やポメラニアン
厚い被毛に覆われている犬種は、毛の間に残った熱を逃がしにくく、熱中症になりやすいといわれています。
熱がこもらないように炎天下のお散歩は必ず避け、こまめに水分補給させてあげましょう。
- ゴールデンレトリバー、アメリカン・コッカー・スパニエル
ダブルコートの犬種で、毛が二重構造になっているため、毛の間に残った熱を逃がしにくく、
熱中症のリスクが高くなっています。
■熱中症の予防方法
色々お話ししてきましたが1番大切なのは 熱中症を予防することです。
日頃からしっかり予防していれば熱中症は未然に防ぐことができます。
そこで誰でも簡単に今日から実践できるおススメの予防策を5つお伝えさせていただきます。
- エアコンで室温と湿度を調整
室温と外気温の差が5℃ぐらいだと犬の体に負担がかかりませんなので25~28℃を目安にして エアコンの温度を設定すると良いです
湿度に関してはエアコンの除湿機能を使えば 熱中症の原因となる多湿な環境を回避できます。
熱中 症を予防する上でこまめに水分を取ることは非常に重要です。
散歩中に水を与えることはもちろん室内でも新鮮なお水を用意しておき、いつでも水分補給ができるようにしましょう。
また熱い時期は、犬の1回あたりの飲む量が多くなり、飼い主さんが思っている以上に
早く飲み水が空になってしまうことがあるので、こまめに容器の中をチェックしてあげてください。
大量に水がはいり、常にフィルタできれいな水がでる自動給水器などがおススメです。
おススメの自動給水器はこちら
- 水分量の多い食材を与える
実は食事からでも熱中症、夏バテ予防が可能です。
水分を多く含んだ食材を与えることで、体の熱を冷ましてくれます。
また愛犬が水を飲みたがらない時に代用としてWon Timeの犬用スープBeliiや、ウエットフードのヘルマンなどもおススメです。
犬用スープ「Belii」はこちらから
ウェットフード「ヘルマン」はこちらから
- 散歩時間の調整
熱い日差しや照り返す熱気は熱中症のリスクを高めます。
日中の散歩は避け早朝か夕方以降に連れていきましょう
- ひんやりグッズを活用する
愛犬の体温が上がりすぎないようにひやりマットや冷却ネックベルトなどのひやりグッズを使うのもおすすめです。
おススメひんやりグッズはこちら
■まとめ
犬の熱中症は最悪の場合命を落とす危険な病気です。
まだまだこれから厳しい暑さが続きますので熱中症予防策5選を必ず実践していただければと思います。
ワンちゃんとの楽しいワンライフを。
それではまたお会いしましょう!